2014年5月12日 先行アタック
人口・法人の減少によって、さまざまな業界の総需要が減っている。
また、廃業や業者の集約化による動きから業界内の業者数も減っている。
この大きな流れで、既存客対策に重要なポイントが出ている。
それは【前年同時期に販売した商材の早期確保策】である。
人・法人は1年12ヶ月を毎年、同じようなパターンで過ごす事が多い。
このやり方は【誰が・昨年のどの時期に・どのような商材を買ったのか?利用したのか?】を基本に組み立てる方法である。
この前年同時期に販売した商材は、企業にとって数字を組み立てるベースになるから、その取りこぼしはベース崩れとなっていく。
押さえるべきポイントは、【どの時期に何が売れたのか】は調べれば、すぐにわかる。
重要なことは、それをいつからアタックするかにポイントがあり、そのアタック時期が段々と早くなっている。
例えば、昨年の9月初めにはコンビニでおでんが並べられ、今年の4月には中華屋で冷やし中華が出始め、積極的にPRしている。
世の中の商品販売の流れが、PR期間を長く置いて、そして本格販売に入るスタイルに変わりつつある。
一般的な商材ならば、従来は3ヶ月前からのアタックが、今では6ヶ月先行アタックに変わりつつある。
今から、6ヶ月先行は前年10月に販売した商材へのアタックであるが、顧客に対し、【今年の10月は、昨年ご利用していていただいた◎◎商品はどうでしょうか?】と提案しても、顧客はまだ考えていない事もある。
しかし、顧客に対し、どのライバルより先に提案をする事によって、その商品に関しては【顧客からのフアーストコール】をもらえるようになる。これも狙いの一つである。
業界内の業者数が減る状況で、アタックが遅れる事は一気にライバルに持っていかれる事になるので、要注意テーマとなる。 |