コンサルテイングアプローチ④ 未来突破力
テーマ【自社の最適な場所を見つける構造形成戦略づくり】
コンサルテイングテーマのポイント
■最適化を計る戦略が中期目標
ビジョンは夢・意志であり、作るものである・・・ビジョンを考えない会社に未来はない
①長期目標は目指すべき企業像で、会社がどうなりたいのかである
②中期目標は構造を再構築させる戦略で、会社をどうしたいのかである
③短期目標は業績を達成させる羅針盤で、会社は今、何をやらねばならないのか
最適化を計る戦略が中期目標であり、会社の構造を再構築させる戦略であり、戦略的要素が強くなる
■構造を形成する戦略とは
構造を形成する戦略とは我が社の最適な場所を発見する事がスタート
〇最適な場所とは1番運営しやすい・利益を出しやすい『規模』、『方法』を見つける事
〇自社の経営にとって無意識の慣習を見直し、最適な場所を発見し、
それに適応させる構造を再構築する戦略が中期目標につながる
■何故、構造形成戦略が必要なのか
自社の経営にとって無意識の慣習を見直し、最適な場所を発見し、
構造を形成する戦略を構築しなければ経営技術の差で他社との競争に敗れてしまう事になります
例えば、減少経営になってきており、
いたずらに売上拡大を志向すると逆に自社の存在価値が失わる事になりかねない時代になっている
構造形成戦略は我が社の最適な場所、最も運営がしやすい経営の規模・方法を探求していく事である
経営の運営方法を
〇経営者ご自身の性格に合った
〇会社の体質に合った
〇自分の業種に合った最適な場所を見つける事です
経営の慣習を一回『オールノー』で見つめ直す事である。
人間は習慣の動物。知らず知らずにやっている行為に対して問題意識を持てなくなります
■構造形成戦略は五つから構成
種類 | ポイント |
①人・組織戦略 | 最も収益が出やすい人員、雇用形態、人事制度、運営がしやすい売上高の規模フレームを再検討する事 |
②物戦略 | 事業構造の基盤である商品・顧客構成の見直しを図る事である。つまり事業戦略を再構築する事 |
③経営技術戦略 | 会社を運営する基本の経営技術を磨く事である |
④資金戦略 | 将来に備え、財務体質を強化する事 |
⑤リスク対応戦略 | 不測事態、不測事態が起きた場合の実行停止の基準を事前に予測し決める事 |
■構造形成戦略の各項目
戦略項目 | 戦略の各項目 | 押さえる視点 |
①人・組織戦略 | 適性規模フレーム | 運営しやすい・利益を出しやすい規模の発見 |
人員構成比率 | 収益性の高い構成への見直し | |
雇用形態 | 判断能力・自社核業務遂行能力による従業員の雇用形態の見直し | |
人財育成システム | 誰でも早期に一定レベルまで育てる仕組み | |
人件費変動化 | 適正利益の確保策 |
戦略項目 | 戦略の各項目 | 押さえる視点 |
②物戦略 | ベース率UP | 固定売上の比率UP |
期間業績力 | 12ヶ月を何勝何敗の戦い方にするか | |
存在価値機能づくり | 勝ち残る事業の創造 | |
商材開発力 | 中期の落込み分をカバーする商材の開発 |
戦略項目 | 戦略の各項目 | 押さえる視点 |
③経営技術戦略 | 決定事項遵守力 | 決めた事を守らせるシステムの定着化 |
方針浸透度 | 情報の公開・共有化 | |
先行経営力 | 業績を決定づける要因の先行把握と対策 | |
目標共有力 | 会社共通語づくりと徹底 | |
フエイルセーフシステム | 倒産要因克服策の事前準備 | |
突破力 | 重点実施項目の設定 | |
経営モデル体系 | 自社経営施策の体系化 | |
公開経営 | 考え方・数値の価値観理解 |
戦略項目 | 戦略の各項目 | 押さえる視点 |
④資金戦略 | 資金調達分散化 | 資金調達チャネルの拡大 |
最適収益構造 | 利益を出しやすい収益構造を考える | |
賞与分配構造 | 必要営業利益確保と必要自己資金の調達から検討 | |
資金繰り中心の経営 | 利益獲得の売上高だけではなく、必要資金としての売上高を考える |
戦略項目 | 戦略の各項目 | 押さえる視点 |
⑤リスク対応戦略 | 実行基盤の整備 | リスク要因の設定 |
不測事態の実行停止の基準 | 撤退の基準の事前設定と実行 |
現場で行うコンサルテイング方法
■概要
構造形成戦略とは
①経営の目的・目標実現に向け
②自社をより有利な状態にするために
③最適な場所を発見し
④実現できる条件を設定し
⑤実行基盤の整備を図り
⑥実践すること
会社の骨格を形成する構造を見直して、会社が継続して栄える為に必要な構造形成戦略を立案していきます
実施テーマ | 実施方法 | 関係担当者 |
①構造形成戦略の説明 | マイスターが内容骨子を説明 | 経営者、役員、幹部 |
②現状の構造形成を分析 | マイスターが分析方法を説明して、 自社の構造形成の問題点を見つけだします | |
③自社の構造形成問題点の解決策を検討 | ②の問題点を踏まえ、解決策を検討していきます | |
④最適な場所の発見 | 将来ビジョンも含めて、五つの構造形成戦略の内容を検討 | |
⑤実現できる為の条件づくり | ①武器を考える ②どのテーマをを突破口ににするか ③組織をどうするか ④拡大範囲をどうするか ⑤期間をどう設定するか ⑥賃金の調達をどうするか ⑦不測事態時の撤退状況設定とその方法 | |
⑥実行基盤の整備 | ①当面のやるべきこと ②仕掛けづくり ③実施した時点の利益 ④発生する反動 ⑤実行にあたっての障害 ⑥障害除去の方策 |
■進行形式
マイスターが一緒になり、プロジェクト方式で検討し構築していきます
■期間
6ヶ月間
コンサルテイングテーマの効果
■中期目標達成の具体策が明確になります
■構造の戦略を考える事で経営幹部、幹部が成長します
■経営運営の当たり前のレベルが上がります
■分社経営やHD体制への移行がスムーズになります
■社内から複数の経営者が誕生します