コンサルテイングアプローチ④未来突破力
テーマ【コンセプトマーケテイングであるはずの市場をつくる】


■既存衰退病

国内市場は確実に縮小しています
日本のすべての会社が既存商品を既存のお客様に提供するだけでは、確実に売上高、粗利益率は減少しています
従って自社の力にあったやり方で、あるはずの市場を創造していく攻めの経営戦略が絶対条件となります

■あるはずの市場とは

市場戦略には3種類あります

・あった市場・・・時代の変化、消費者ニーズの変化で消滅した市場
・ある市場・・・現有、既存市場
・あるはずの市場・・・将来生まれる可能性のある市場

〇あるはずの市場を細分化すると

・創造(新しい市場を創りだす)         ・開拓(出来たばかりの市場を広げる)
・深化(市場を狭く深く掘り下げる)       ・蘇生(勢いの衰えた市場をよみがえらせる)
・シフト(従来の市場と違った市場へ振りかえる) ・代替(機能や材料の変化で変わる商品、サービス)

がキーワードとなります

■ターゲットを絞る事は、顧客を選ぶこと

成熟社会は売る時代ではなく、価値を伝える時代です
そもそも中小企業にはマーケテイングの馴染みが薄いが、
単純明快な事は「誰に」「何を」「どのように」売るのかを明確に絞る事がマーケテイング

「ターゲットを絞る」事は、提供する商品のコンセプトを決める事であり、
実行レベルで考えると見込み先を探し、如何にコンセプトの価値の伝えるか等が必要になります

マーケテイング力=ターゲットを絞る事は、
【顧客を選ぶこと】であり、その選んだ顧客に【選ばれる存在】になる事です

■コンセプトが求められる理由

消費者は自身にとって価値あるものしか買わないし、
その価値観は多様化であり、消費者が求めているものは、「ストーリー」

商品の担い手(企業や職人)が持つ歴史や、商品が目指すもの、商品の想いなどに共感して、
それを共有するために所有、あるいは購買しています

全ての業種に共通する事は【ものをつくる・サービスを提供する機能を持つ】である。
ものをつくるとはmakingであり、商品づくりと市場づくり

サービスを提供するとは、求めている人に自社の存在や価値を伝え、使い方を教え、
利用方法をその顧客にFittingさせる事で初めて売れる時代になっています

■「コンセプト」は「ターゲット」と組み合わせて、その価値を伝える

ターゲットを絞り、そこに合わせたコンセプトを打ち立てる
価値を伝える事の基本ポイントは

〇自社商品の価値とは何か 
〇その価値を認めてくれる人は誰なのか 
〇その認めてくれる人はどこにいるのか
〇その人にとって、自社はどのような存在でありたいのか 
〇その人にはどのような手段をとれば、価値が伝わるのか 
〇その人が得られる便益は何かetc

どんなに企業側が独自技術などを駆使して独自のものを作り上げたとしても、それが
「価値」として買う側に認識されなければ「価値」ではない

■顧客というマーケットは存在しない

顧客というマーケットは存在しない。
顧客をセグメント・カテゴリー化するから、そこにマーケットという視点が生まれる

・絞ったマーケットカテゴリーがどこにいるかを見つける
・絞ったマーケットカテゴリーが欲しがる商品・サービスをどのように開発し、提供するか?

絞ったマーケットカテゴリーにフイットする商品を提供するから、付加価値率が上がる
ターゲットを絞る行為は、本質的な顧客との対話の第一歩である自分達の価値を評価してくれているのは、
本質的に誰なのか、そして、 それはどこに居るのか。これを深く考える時である

■概要

今は戦略の時代。
【同じ商品】を【同じ顧客】に【同じ売り方】では売上・利益は確保できない。
あるはずの市場を創造していく攻めの経営戦略が絶対条件となります

コンセプトマーケティング内容は

・絞り込むターゲットは 
・どのような商品をターゲットにぶつけるのか 
・ターゲット・市場における既存改良事業・新規事業の位置づけは
・既存改良事業・新規事業での目標は?又その達成月数は?

中小企業は自分の身の丈に合った市場を選び、
ターゲットを確実に取り込む方策の攻めの経営戦略が絶対条件となります。
自社が生き抜く、密着すべきマーケットは何か?を一緒に考え、戦略を構築していく内容です

実施テーマ 実施方法関係担当者
①コンセプトマーケテイングの説明マイスターが内容骨子を説明経営者
役員
幹部
②自社の製品・サービスに活かせる固有技術分析マイスターが分析方法を説明して、自社の強みである固有技術を見つけ出す
③コンセプトマーケットの探り出し②で見つけた固有技術の活用で可能性のある【あるはずの市場】の仮説を立案
④可能性のあるマーケット絞り込み③で立案した仮説で可能性のあるマーケット絞り込みます
⑤可能性のあるマーケットのコンセプトづくり④で絞り込んだ可能性のあるマーケットに対してコンセプトをつくります
⑥戦略展開への絞り込み⑤で立案したコンセプトを具体的な戦略展開方法を立案
⑦ターゲット戦略の検討・決定ターゲット重点商材をターゲットマーケットに認知させる方法を検討・決定
⑧ブランドをつくろうコンセプトマーケテイングに対するブランデイングを行います
⑨新商品開発点検と事業化へのスタート新規事業の事業計画と展開計画を立案して、実行していきます

■進行形式

マイスターが一緒になり、プロジェクト方式で検討し構築していきます

■期間

6ヶ月間


■既存衰退病から脱却でき、未来の展望を切り拓けます
■会社にマーケティング視点が生まれます
■創造性の仕事なので、幹部・社員の皆様は仕事が楽しくなります
■マーケットシュア率の高い特定カテゴリーを確保できます
■専業事業者としての地位を確保できます