コンサルテイングアプローチ① 経営基盤力
テーマ【全社員参画による経営計画書の作成(経営部門)】
コンサルテイングテーマのポイント
■経営計画書とは
経営計画書は、経営の目的・目標そのものではなく、達成して行くための手段にしか過ぎないが、利益を叩き出せる経営態をつくるには絶対不可欠なものです
■全社員参画による作成が組織運営の基盤
経営計画書は経営部門と各部門作成分に分かれて作成します
経営部門担当は経営者・役員・一部幹部で、作成項目として①経営理念②中期ビジョン③前期の反省④今期の業績決定要因⑤経営基本方針⑥経営態組織図⑦経営基本数値までを作成
各部門の計画書は全社員で作成します。この時の作成ポイントは3ヵ月単位で作成する事です
全社員参画・公開型作成方法が基本で、経営者が戦略を練り、幹部が方針を考え、マネージャークラスが戦術を考え周知徹底させ、社員・パートナーが戦闘を役割に応じて実践するから“統一体としての力”が発揮できます
経営部門の作成分 | |
①経営理念 | ⑤ 経営基本方針 |
②中期ビジョン | ⑥経営態組織図 |
③前期の反省 | ⑦経営基本数値 |
④今期の業績決定要因 |
各部門・個人の作成分 | |
①部門スローガン及び実践具体策 | |
②顧客・商品毎対応策 | |
③教育年間計画表 | |
④年間行事および催事予定表 |
①経営理念から経営基本数値迄を経営部門を担当する経営者・役員・幹部が作成
②部門スローガン及び実践具体策を各部門毎に全社員で作成
③顧客・商品毎対応策は、営業部門が作成
④教育年間計画・年間の行事及び催事予定表は総務・経理が作成
■部門計画書において重要なこと
①目標数値達成の為の商材(戦略・戦術)の立案
②商材推進の具体的計画の立案・周知徹底
③公開経営に基づく全員参画が基本
④できばえの確認(全体・個)と軌道修正ができる仕掛けづくり
⑤日常業務の中で使われる実践的な内容に焦点を絞ります
現場で行うコンサルテイング方法
■概要
会社運営の基本となる経営計画書を全社員を巻き込んで作成していきます。
第1段階として会社全体の方針、目標、組織等を検討・決定していく
経営部門の計画書を経営部門担当の経営者・役員・幹部にて作成していきます
実施テーマ | 実施方法 | 関係担当者 |
①現状の会社概況分析 | 前期の反省を業績面、定性面の両面から実施 | 社長・役員・一部幹部 |
②来期の業績決定要因の分析 | 外部環境、業界動向、顧客動向を踏まえ、来期の業績を創り上げるポイントを整理 | |
③来期の経営基本方針の策定 | 来期の業績決定要因をベースに全社にて重点にて取組む方向性を絞り込む | |
④来期の基本数値の立案 | 来期のベース(読める数値)を予測し、必要利益を設定して、必要な数値目標を立案 | |
⑤来期の組織案の提示 | 来期の方針に従い、適正な組織体制を想定 | |
⑥幹部に対する経営方針の理解と説明会 | 実施テーマの①~⑤を全幹部に説明して、その後に部門計画書作成に入ります | 社長・役員・全幹部 |
■進行形式
①~④ マイスターが説明し、社長・幹部で実施
⑤ 社長が説明
■期間
2か月間
コンサルテイングテーマの効果
■全社員を巻き込む事により経営者の考える経営方針への理解が深まります
■社員数・組織が拡大している企業は組織運営への転換が図れます
■目標達成のための商材対策中心の内容で戦略・戦術策が明確になります
■公開経営に基づく経営者・幹部・社員の全員参画により、納得度の高い計画書作成方法
■計画経営の体質に切り替える事ができます