コラム

仕事の知恵袋

2018年8月17日◆ ◆ シェアード・JOBリーダーの時代 ◆ ◆

一部人間発想には限界がある・・・

■全社員に2種類の仕事が求められる
 
AIを代表とする急激な進化は人間生活に新たな可能性・恩恵をもたらすでしょうが、重要なのはこの変化をどう利用するかだけではなく、これまで常識に固執する事なく、それに伴う新たな物の見方・考え方の定義づけを行う事である。時代がshiftするから、当然の事でもある。成熟社会で仕事が複雑化する中では、組織で動く全社員に2種類の仕事が求められる。?現場の業務?チームを動かす仕事であり、これを実現するスタイルがシェアード・JOBリーダーである。では、シェアード・JOBリーダーとは何か。チームを動かす為に多様なリーダーシップが求められる中で、1人のリーダーでは対応しきれないケースが増えている。
 
■一部人間発想には限界がある
 
現在の環境は、仕事はあるけれど人的資源(能力・数)が足りないから、対応できない企業が多い。この環境では、一部人間が兼任で組織を動かすのではなく、必要な役割機能ごとにJOBリーダーを設け、全社員でチームを動かし、組織内の当たり前のレベルを変えて、全社員のレベルを上げる事が重要。その為に必要な役割機能ごとに権限を与え、それぞれの担当機能分野でリーダーとしての役割を担う機会を提供する。共有化という21世紀の組織運営を代表するキーワードがあるが、「シェアード・JOBリーダー」は共有型リーダーシップである。組織は小さければ小さい程、又、ビジネスは因数分解してシンプルにすればするほど、責任感・想像力の発揮により、チーム・自分の過去慣習を断つ事ができ、時代変化に臨機応変に対応できる。中小企業で組織を小さくするとは、会社を動かす機能役割を全員で担う事であり、そのスタイルがシェアード・JOBリーダー。2017年から本格的に、このスタイルにチャレンジしている企業が数社あるが、私の経験則で観ると人的企業体力が120%以上向上しており、それに伴い業績も向上している。
 
                                                                                                               
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◆ 今回のまとめ ◆
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中小企業では現在は新たに≪商品開発機能とマーケテイング機能≫が求められている。
でも、誰がやるの???
その対応のベースとなる土台がシェアード・JOBリーダースタイル。
 
ご参考にしてください。
                                 以上
 
                                 マイスター・コンサルタンツ株式会社
           代表主席コンサルタント 小池浩二
 

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