最も利益率が高いとされる・・・・
■利益タイム
働き方革命とよくいわれるが、これは生産性の向上を促す政策である。
生産性を時間と利益の視点で考えると、100秒間働いて、利益タイムは1?10秒間しかない(営業利益ベース)。残りの90?99秒は利益を生み出す時間として働いている計算になる。勿論、これは会社によって違う。
●最も利益率が高いとされる株式会社キーエンスの業績状態は
売上高 5,268億円 営業利益 2,929億円 営業利益率 55.6%となり
これを100秒の時間軸で考えると、
利益を稼ぐ為に必要な時間は44.4秒となり、これを過ぎて稼ぎ出した粗利益はすべて営業利益になる時間となる。
●最も売上高が高いとされるトヨタ自動社の業績状態は
売上高 29兆円 営業利益 2兆3000億円 営業利益率 8%となり
これを100秒の時間軸で考えると、
利益を稼ぐ為に必要な時間は92秒となり、利益タイムは8秒となる。
この視点で業績を考えると、時間の使い方を通しての生産性向上の視点が見えてくる。
■月間で損益分岐点を達成する目安日数
固定経費を吸収し、営業利益が+-0の状態の売上高が損益分岐点であり、その数値の売上高に占める比率が損益分岐点操業度である。操業度が90%で月間稼働日数が25日ならば、22.5日稼動で固定経費を吸収し、利益が+-0の状態の売上高を確保した事を意味する。残りの2.5日で確保した粗利益高は全て営業利益になるので、操業度の低い会社は利益を出しやすくなる。
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◆ 今回のまとめ ◆
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1日24時間は万人に与えられている時間。
だから時間を制する者にタイムイズマネーのアドバンテージが生まれる。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二