経営者が一人で悩んだから・・・
■賃金改革を全社戦略として、考えようとしないから
賃金制度の側面だけで考えるから、経営上の本質的テーマが見えにくくなります。多くの経営者が悩んでいるテーマは人件費変動費化による収益構造改革です。
〇いくら賃金制度を改定しても、原資が増えなければ、賞与は増えない
〇原資増の為には業績検討をして、粗利益額を増やさないと原資は増えない
◇評価で納得する為には人から与えられた評価項目では納得しにくい
◇ならば社員達で評価項目を方針に則って作成させればよい
賃金の基本特性は
・賃金制度に100%の制度は世の中に存在しない
・賃金は社員にとって、自分が主人公のテーマ
だから、経営者が一人で悩んだから解決する経営テーマでないのが、この賃金制度です。
■人件費の変動費化
人件費をコントロールしていく方法を考えていく事です。
会社の粗利益、営業利益、生産性に合わせて人件費の増減を図る事であり、固定費を変動費に変える方法です。生産性なくして分配なしは、継続して栄える為の大原則です。
全ての社員が、
〇生産性が上がれば分配は増える
〇生産性が下がれば分配は減る
生産性と分配は比例する事を理解していく事。
その為には、賃金制度のみの改革ではなくて、全社制度の改革が必要となります。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二