個人の力量だけでマネージメント・・・
■中堅・中小企業のマネージャーの6大特性(誕生背景や現実)
中堅・中小企業の多くのマネージャーは、現場の仕事を出来るようになったら、いきなりマネージャーに任命されます。マネージメントのやり方がわからないが、責任感は強いので以下の特性がでます。
?現場の仕事を1番できる人がマネージャーに選抜される
?マネージメントの教育を受けた人は殆どいなく、我流スタイル
?プイレイヤーとマネージャーの兼任スタイル(通称プレイングマネージャー)
?マネージメント業務の70?100%をマネージャーが一人で担当している
?プレイヤー業務も重要な役割を担当するスーパーマン
?マネージャーとメンバーは差がありすぎて、メンバーに依存されやすい
中堅・中小企業のマネージャーは、運転免許で例えると仮免許も取得していないのに、路上運転をするようなもので、その状態は『やり方を知らないガンバリズム至上主義マネージャー』といえます。
■中堅・中小企業の人・組織を動かす6大特性(率いるチームの実態)
マネージャーの最大の仕事は『動かす技術』に集約できます。動かすとは人を動かし、チームを動かす事です。大企業は仕組みで動かしますが、中堅・中小企業はマネージャーの属人的マンパワーで動かしますので、人・組織を動かす際に特有の共通問題が発生します。
?チームの目標はあるが、実行手順がないのでバラバラで動く個人商店の集合体
?人・チームを動かすマネージメントの仕組みがない
?組織のルールや基準をつくり、遂行していく事が苦手
?仕事の標準化がなく、マンパワー主体の業務遂行レベル
?決まった事を決まった通りに出来ない、守らせない習慣
?基本動作が出来ておらず、社員のスキルアップが図られていない
中堅・中小企業の人・組織の動かし方の状態は『人・チームを動かす方法がないマンパワー依存主義チーム』といえます。
■本質
『やり方を知らないガンバリズム至上主義マネージャー』が、『人・チームを動かす方法がないマンパワー依存主義チーム』を個人の力量だけでマネージメントしようとするから、中堅・中小企業のマネージメントが上手くいきません。
ご参考にしてください。
以上
マイスター・コンサルタンツ株式会社
代表主席コンサルタント 小池浩二