コラム
 
 
 
仕事の知恵袋
 
     
 
2016年12月19日  ◆ ◆ 意欲が出る参画型指示命令の条件 ◆ ◆


相手の能力を見極めた指示の仕方は…

 

■指示命令は仕事のスタートキー

指示命令は仕事のスタートキーであり、人を動かす大切な基本動作です。

適切な指示命令と報告が出来るチームは、働きやすい職場で働いている事になります。

何故ならば、人間集団で重要なコミュニケーションの流れがスムーズに機能しているからです。

チームを動かすスタートキーを入れるのはリーダーで、その動作が指示命令であり、それに対応するのがチームのメンバーです。

業務上の命令・指示は、『やりたければやり、やりたくなければやらなくていい』という性質のものではなく、必ずやらなければならない仕事です。

■命令と指示とは

命令と指示はどう違うのでしょうか?

●命令とは『達成すべき目的を示す事』

●指示とは『やるべき手順を示す事』になります。

ビジネスは必ず上司の命令と指示からスタートします。

例えば、年度始まりに経営計画発表会を行うケースで考えます。

経営者が経営方針や数値目標を提示する事は、達成すべき目的を示します。

そして、やるべき手順を具体的に示すのが各部門の重点施策になります。

このような流れが仕事の指示・命令の基本になります。

■相手の能力を見極めた指示の仕方

相手の能力を見極めた指示の仕方は以下のようになります。

●言い渡す・・・指導を受けながら、その業務ができる

●頼む・・・・・自分一人でその業務が出来る

●相談する・・・状況変化でも自分で判断して、対応できる

ここで,質問の仕方を工夫する事によって、メンバーの理解を確認する事がで

きます。

●「もし,~の場合はどうする?」   

●「こういう事態のときはどうする?」等々。

メンバーの気づいていない点や問題点を気づかせる狙いもあり,チームリーダーの求めているレベルを伝える場になります。

メンバーにとっては,チームリーダーが自分の力量をどう評価しているかを知る機会ともなります。

 
  ●コラム一覧を見る