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2016年8月8日 ◆ 新規開拓は客サイドからみると【My First ○○○】 ◆


自社の勝ちパターンを狙うべき顧客層に武器として・・・

 

■My First ○○○

新規開拓は客サイドからみると【My First ○○○】となります。

○○○とは売り手側の会社名・店舗名が入り、私にとって初めての会社・店舗となり、実はここに重要な顧客政策のヒントがあります。

【My First Sony】 をソニーが1980年代後半に子供向けのAV機器のブランド名として、展開しました。

「マイ・ファースト・ソニー」のネーミングは、子供が始めて音響製品に触れ、それが科学への興味を触発できればという願いが込められていた。

方法は違うがマクドナルドも展開しています。

子供達が来店するように、ハッピーセットなるおもちゃ付のハンバーガーセットを売っている。

おもちゃもデイズニーキャラクターが多いので、そんなに単品では利益は少ないだろう。

しかし、マクドナルドが売っているのはハンバーガーではなく、【マクドナルドの匂い】を子供達に売っている。

何故か? 利用した子供達が大人になっても、ハンバーガーといえば、マクドナルドとなれば、安いものである。

その為に匂いを大脳に覚えさせているわけです。

牛丼の吉野家もこれに近いものがあります。

 

■自社の勝ちパターン

新規開拓を展開する時に、自社の勝ちパターンを狙うべき顧客層に武器としてアタックしていますか?

勝ちパターンは【My First ○○○】展開が重要となります。

ある会社はある業界専門に広告関連のPOPや花環を受注・制作・販売しています。

この会社のMy First 展開は3~6店で店舗展開している業者に的を絞っています。

何故なら、この規模の顧客が一番、提案がしやすく、手離れがよく、利益を稼げる事を知っているからです。

狙うべき新規ターゲット先こそが、成功の近道になります。

 
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