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新規開拓は会社全体でやる仕事

【解説】
  新規開拓は大変な仕事である。
  大変であるから、成果があがりにくい。あがりにくいから営業はやりたがらない。しかし、成功すると会社に大きな貢献をもたらし、開拓者には自信を与えてくれる。
  新規開拓を騎馬戦方式の個々の力量にゆだねるのか?それともチーム力で戦うのか?その視点は根本的に違う。
  現在は、チーム力で実践する方が効果はでる。チーム戦とは会社内全員で新規開拓を行う発想です。
  会社には様々な職種があります。営業、総務、経理、製造現場、配送等です。
  営業を除く職種で営業業務に関する強みを見れば、
①総務経理・・・売掛金未回収の電話をかけている経理ならば、休眠客や少し接点のある見込み客への電話は簡単にかけれます。何故なら、売掛金未回収の電話より、精神的負担が少ないからです。
  ある会社は経理の女性(20~30代)3人で毎日、営業が飛び込んだ先に対し、お礼ノック電話をかけている。新規開拓を営業のみにやらせると、必ずといっていい程、1~2回の訪問で後は継続性がなくなる。お礼ノック電話とは、営業が訪問させてもらったお礼と簡単な会社の紹介、商品発注先の確認、ご用命の可能性等を探る為である。
  営業の金科玉条の言葉に『情報だけでは飯は食えぬ』があります。
  ダメな営業マンほど、当てにならない情報で売上の見込みを立てようとします。本来の営業マンの仕事には『見込み客を削っていく事』がある事を知りません。
  お礼ノック電話では、この見込み客を削っていく作業もしています。
  本当に見込みのありそうな見込み客を絞る作業をしています。
  これによって、営業は新規開拓先を絞り込むメリットがでます。
②製造現場・・・基本的に製品知識は営業よりあります。特に説得型商材を扱っている会社ならば、見込み客に営業が話すより、製造担当者が製品説明する方が顧客購買心理の興味・連想までは上手くいく事が多いのも事実です。
  よく誤解されがちだが、営業マンは『今ある商品を売っていく事』が基本業務。それに対し、新規開拓は会社全体で取組む業務です。それに対し、新規開拓は会社全体で取組む業務です。

 
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