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2015年8月31日 資金回収はヒトゴトではなく【我が事意識】を持たせる

お金が入金してはじめてビジネスは・・・

 

倒産しない為に、売掛債権は売上の2~3ヶ月以内、但し、小売業は1ヶ月以内が理想である。

資金繰りをする際、売掛金の回収は、最も重要な基準となり、お金が入金してはじめてビジネスは成り立つ。

「勘定合って銭足らず」という経営格言がある。

利益は出ていても、資金が足りない事を意味する。

本来あるべき資金がない状態を示し、それが売掛金や在庫に化けていることは多々ある。

特に売掛金は管理をきちんとして、回収促進することが大切である。

回収率を100%にする為には、

「回収出来る相手に」・「回収出来る条件で販売し」・「契約どおりにきちんと回収を行う」事である。

●「回収できる相手に」

顧客の定義を明確にする事。支払能力のない相手は顧客とはいえない。

●「回収できる条件で」

契約時にきちんとした説明を行い、充分に理解してもらう事。

●「契約どおりにきちんと」

あたり前の事をあたり前にやっているかを確認する(社内・顧客共)売掛金、未収金等の回収促進が出来ていなければ、いくら帳簿上利益が出ていたとしても資金繰りは苦しくなり、支払能力が弱くなる。

回収してはじめて、給与、賞与は支払われるもの。

だから、資金回収はヒトゴトではなく【我が事意識】を持たせる必要性がある。

 
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