2013年6月17日 組織の病
組織には、罹りやすい病がある。
その代表的な病気が官僚化であり、3つの特性がある。
●セクショナリズム
全体の目的を忘れて、自分の部門の目的が最優先・全てであると思い込む事から生まれる。
経営は全体であり、部門は部分である。組織経営をしている以上、全体は部分に優先しなければならない。
●前例主義
前例主義は過去の習慣・実績に固執し過ぎることから生まれる。
前例主義は考えなくていいし、改善をしなくてもいいから、ある意味楽である。
前例主義は、維持の発想。ビジネスにおける維持は衰退の始まり。
●ことなかれ主義
ことなかれ主義は、ルールに従っている限り、安心だという無責任体質から生まれる。
問題は見えていても、見えないふりをするからやっかいでもある。
官僚化は大企業、中小企業と関係なく、起こりやすい。
人間が集まり、ある活動をする時に、罹りやすい特性となっている。
つまり、経営は人間を見つめる事でもあるといわれる由縁でもある。 |